「荒ぶる季節の乙女どもよ。」
タイトルを見てなんとなく面白そうと思ってみ始めたアニメです。キャッチコピーがなかなか意味深な感じでいいですね笑。
最終話が終わったということで、この作品の紹介とレビューをしていこうと思います。
概要
原作・原案は脚本家の岡田麿里さんが、作画は絵本奈央さんが手掛ける「別冊少年マガジン」連載の漫画です。
岡田麿里さんはとらドラ!やあの花など、名作アニメの脚本を数多く手掛けるベテランの脚本家さんです。今アニメでもほとんどの脚本を原作の岡田麿里さんが書いています。
制作はLay-duceです。
Lay-duceといえばリリスパが有名ですね。ちなみにツインエンジンという製作会社のグループスタジオでもあります。
中身は、
荒ぶる季節=思春期
乙女どもよ=文芸部員
といったかたちで、これだけは何がなんだかですが、本編ではこれにプラスして一番のおもしろ要素である下ネタがでてきます。
ストーリー
ストーリーに重きを置いた作品ではないので、ストーリーという感じはありません。とある高校の文芸部員5人が思春期特有の悩みに振り回されていくのみです。
要素的には、ギャグ × 思春期の葛藤って感じですね。
セックスのことをSEバツと読んでみたり、清楚系で可愛い子がいきなりセックスと発言したり、オナ〇ーの現場が出てきたりと、下ネタ要素が強烈です。
その突然の下ネタに笑っていると、5・6話あたりからかなり物語が動いていきます。
そこから先はぜひその目で観ていただきたい。
キャラクター
小野寺和紗:おとなしめで、周りに流されやすいタイプ
菅原新菜:愛称・すがわら氏、清楚系で超絶美人
曾根崎り香:潔癖かつ堅物な性格で、男を毛嫌いしている
須藤百々子:最後の最後に問題児となるおっとりキャラ
本郷ひと葉:小説のリアリティを求める攻撃的女子
典元泉:和紗の幼馴染
基本的にはこの6人+顧問の7人で物語が進行していきます。
個人的には主人公の和紗のふらふら感が好きです。
感想・レビュー
SNS界隈なんかでは今期の覇権アニメは「鬼滅の刃」や「高木さん2期」が本命のようですが、個人的には「荒ぶる季節の乙女どもよ。」が今期ではいちばん面白かったです!
やっぱり1話から笑える要素があることがいいんですよね。1話20分で毎週見ると考えると、笑える要素はないけど1話目だから面白くなくても終盤のために我慢して見てね、みたいなアニメはどうも見る気になれんのですよ。
その点、「高木さん2期」もかなり面白かったです。
あとは感情移入がしやすいところもポイント。男女問わず中高生時代に恋愛関係で悩んだことがある人には文芸部員5人の誰かには「それわかるわ~」みたいな感覚が持てるんじゃないかと思います。リアリティが結構強くて、でもあり得ない展開もあったりして、「マジかよ。やりすぎだろ」ってなったりして、でも「それわかるわ~」ってなったりして、とにかくすべてが新鮮です。
ただ、
最終盤はちょっとアニメっぽさというか、アニメだからこそできるメチャクチャが過ぎたんじゃないかな、と思います。
インパクトが強くなくてもいいかた、もっと現実味のあるラストがよかったかな~と。
あと、
作画はほぼ完ぺきだと思います。素人目なのであまり当てにはなりませんが。
そんで
点数や星を付けることはしませんが「荒ぶる季節の乙女どもよ」は間違いなく見て損のない面白いアニメです。
YouTubeで1話目が無料配信されているので気になった方は見てみましょう。